HTML5 プロフェッショナル認定試験のレベル1を受験して合格したんですが、認定教材メインで学習した結果、かなり苦労しました、、
「もっとこうしたら良かった」とか、「何が正しいんだ」と色々悩んだので、紹介します。
1. はじめに
試験前の状態
- HTMLやCSSは普段の業務で最低限のレベルで使用していた
- HTMLのタグの細かい意味や、CSSの正しい使い方は理解していなかった
WEBアプリケーションの実装は普段からしており、最低限のHTMLやCSSの知識はありました。
ただし細かいルール等は理解しておらず、ブラウザの開発者ツールで直接CSSをいじって「思った通りの表示になったからOK」というレベルでした。。
試験結果
上記の通り、65%の合格ラインに対して68%というギリギリの合格になりました。
試験には受かったんですが、正直内容を理解できた感覚が薄いです、、
スコアの内訳はこんな感じで、APIがボロボロでした。。
※まずは勉強方法が知りたい、という場合は「4. 学習について」へ
2. 受験メリット
メリット
- HTMLの構成や正しいタグの使い方が理解できた
これまで何となく<div>で括ったり、文字を太字にしたくて<b>や<strong>を使ってましたが、どんな時にどのタグを使うべきなのか、しっかりとルールを把握できたのは良かったです。
※むやみに<div>で括ったり、<br>で改行や行間を開けることはなくなりました
なので、他の人がHTMLのコードを見た時に、恥ずかしくないレベルにはなったと思います。
受験を勧める人
- HTMLやCSSを我流で学んできた人
- Webデザインを自分で実装したい人
HTMLの基本的な構造や、CSSの基本的なルール等が学べるので、我流で学んできた人には正しいルールが理解できるという意味でお勧めします。
また、HTMLページで画像や動画を扱う方法も学べるので、デザインに興味がありWeb画面を自分で実装してみたい人にもお勧めします。
ただし、覚えることがかなり多く、学習しながら実装して試さないと本質的に理解は難しいと思います。
また、試験の難易度も思ったより高いので、0から学ぼうとしている人は、ある程度HTMLが書けるようになってからの受験をお勧めします。
3. 試験概要
■試験名称
・HTML5 プロフェッショナル認定試験 レベル1 Ver2.5
■試験概要
試験時間 | 80分 |
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出題数 | 60問 |
合格ライン | 65% |
■受験手数料
・16,500円(税込)
問題数60問に対して試験時間が80分と結構長いため、試験時間はかなり余りました。
選択問題なので40分くらいで全て解き終わり、残り40分で問題全て見直すくらいの余裕はあります。
4. 学習について
学習時間
- 約2ヶ月
毎朝30分〜1時間、夜に30分〜1時間くらいの時間で勉強していました。
ただ毎日ではなく、仕事が忙しい日の夜は勉強しない日もありました。
参考書
・HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1 対策テキスト&問題集
・HTML5 認定資格 サンプル問題
https://html5exam.jp/measures/sample.html
学習方法
■参考書
- 各章ごとに内容を読み、章末問題を実施
- 同じ流れを2周繰り返し、模擬問題を実施
- 章末問題と模擬問題を繰り返し解く
- 何度も間違える問題は解説を読み直す
問題集は基本的に問題を解くことをベースに学習していました。
ただし、タグの使い方や意味を覚える等、記憶すべき事項がかなり多かったので、正直2周だけでは足りなかったと思います。
■サンプル問題
- 各章ごとのサンプル問題を全て解く
- 間違えたところは解説を読む
- 各設問の選択肢の誤りを説明できるまで解き直す
問題集が一通り終わったら、サンプル問題を解きまくりました。
ここで感じたことは、「問題が全然解けない」ということ。
参考書では簡単な説明だけだった内容が、サンプル問題ではHTMLコードで書かれていたり、具体的な使用方法で問題になっているため、全然解けなくてかなり焦りました。。
また、「参考書とサンプル問題、試験はどちらのレベルで出題されるのか」も分かっておらず、かなり不安でした。。
結論としては、サンプル問題のレベルで試験は出題されたため、参考書に合わせると痛い目を見ます。。
5. お勧めする学習方法
・Ping-T
https://mondai.ping-t.com/g
有料サイトで月額2,500円程で利用できますが、かなり良質な問題集になっているようです。
※私は利用していなかったので、具体的な料金はわかっていません。。
後輩が利用していたのですが、「問題集と同じ問題が出題された」と言っており、私も利用すれば良かったと後悔しています。。
実際、他の方の合格ブログを見ると利用している人は多く、みんな80%以上で合格していました。
なので、「参考書+Ping-T」で勉強する方法を本当にお勧めします。
6. まとめ
私は参考書とサンプル問題だけで受験して何とか合格しましたが、正直かなり苦労したし、合格点もほとんど取れなかったので達成感がほとんどありません。。
参考書自体は基礎を理解できるという観点で、買って損はないですが、これから受験する人には「Ping-T」などの問題集も活用することをお勧めします。
ただ、本質的には内容を理解して自分で実装できるようになるべきだと思うので、試験後にでも自分でコードを書いて理解するのが良いと思います。
少しでも参考になれば幸いです。