注目キーワード
  1. AMP
  2. SEO
  3. PWA

Oracle Master Silver DBAの合格体験記

2023年の1月にOracle Silver DBAの試験に合格したので、このブログでは学習方法などを紹介します。

どんな人に向いているか、合格後のメリット等も載せるので、受験を悩んでいる人はぜひ読んでみてください。


1. はじめに

受験の経緯

新サービスを1から構築することになり、アプリだけではなくインフラも担当することになったことがきっかけです。
SQLやテーブル構築等の作業には慣れていましたが、表領域やパラメータ設定、インスタンス起動・停止等はほぼ理解していませんでした。

インフラ管理にあたり、DBAとしての最低限の知識が必要になったため、DBA Silverの受験を決めました。

試験前の状態

  • SQLやテーブル構築など、普段からDBには触れていた
  • 「Bronze 11g SQL基礎Ⅰ」「Bronze DBA 11g」の資格は持っていた

2014年に「Bronze 11g SQL基礎Ⅰ」を、2016年に「Bronze DBA 11g」の資格を取得してましたが、
7年前のことで正直細かい内容は覚えていなかったです。

試験結果

上記の通り、60%の合格ラインに対して82%の結果が取れました。
元々の知識はさておき、紹介する学習方法を行えば試験は合格できます。
(DBの知識が少ない弊社の新入社員も紹介する学習方法で合格しました)

※まずは勉強方法が知りたい、という場合は「4. 学習について」へ

2. 受験後のメリット

メリット

  • DBの様々な設定から既存システムの知識が深まった

先に伝えておくと、
「DBAの資格を取得すればDB構造を全て理解できる」
「1人でDB構築できるようになる」
ということはありません。

資格はあくまで知識の話で、実際のスキルは経験しないと身につかないです。

ただ、この資格を通じてDB構造に関する知識が増え、既存システムのDBの設定が気になるようになりました。

「なぜその設定になっているのか」を調べていくうちに、今まで知らなかった想定用途や背景を知ることとなり、結果的に担当システムの知識が深まったと実感しています。

受験を勧める人

  • DBの基礎知識をつけたい人
  • DBに興味があるが、何から手をつけるべきか悩んでいる人

DBAでは構造だけではなく、SQLの内容も試験範囲に含まれているので、DB全般について学ぶことができます。なお、Oracle以外を利用している場合も基本的な構造は同じなので全く問題ありません。
※私も普段はPostgreSQLを利用しています

※注意

  • DBのイメージがない、全く利用したことがない場合は難易度が高いかもしれません
  • SQLだけ知りたい!という人は、SQLを対象にした試験もあるのでそちらを受験した方がいいです

3. 試験概要

■試験名称
・Oracle Master Silver DBA 2019
(試験番号:1Z0-082-JPN)

■試験概要

試験時間 150分
出題数 90問
合格ライン 60%

■受験手数料
・32,340円(税込)

従来はSilver DBAを取得するためにBronze DBAの取得が必須でしたが、新制度によりBronze DBAの取得は必須ではなくなりました。その為、いきなりSilverの受験もOKになりました。

4. 学習について

学習時間

  • 約3ヶ月

仕事の繁忙期もあり、平日は1時間勉強できれば良い方でした。
その分、休日は2時間以上は勉強していました。

参考書

・オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I

学習方法

黒本のみ利用して、学習を実施しました。
2週目以降の、とにかく問題を解いている時間が一番重要だったと感じているので、
1週目の方法にはできるだけ時間をかけないようにするのがお勧めです。

■黒本1週目

  • 各章ごとに内容を読み、章末問題を実施
  • 次の章に入る前に、前章の章末問題を解き直して再確認
  • 5章進んだら、前5章の章末問題を解いて再確認

■黒本2週目以降

  • 章末問題だけを再実施
  • 付属の模擬テストを実施し、解説の確認

※あとは模擬テストと章末問題をひたすら実施

5. 学習で気をつけること

■前章の内容を忘れないように

黒本は全23章とかなりボリュームがあります。
先に進むにつれて前章の内容を忘れていってしまうため、おさらいのポイントを設けましょう。

■問題の解答は理由も答えれられるように

何度も同じ問題を解いていると、回答を覚えます。
覚えてしまうこと自体は問題ないですが、正解の選択肢について「なぜ正解なのか」、不正解の選択肢について「なぜ不正解なのか」をしっかり答えられるように意識しましょう。

6. まとめ

  • とにかく問題を解いて、回答の理由を答えられるように
  • ボリュームが多いので忘れないように工夫を
  • モチベーションを下げないこと

Oracle Silver DBAの試験については、きちんと学習すれば黒本1つで合格できます。
ただし、ボリュームが相当あるのでまとまった時間が確保できなければ長期戦になりがちです。

問題を解いていると勉強をした実感が得られやすく、さらに時間をかけずに復習ができるので、やる気がない日でも問題だけ解くなどして学習を続けるようにしましょう!

最新情報をチェックしよう!